鑑定師ブログ

TOKI先生 「易者が語る日常の名言集」8


2019年6月11日
占い師:

8 季節の変わり目は天候が荒れるように、節目をむかえるときは前兆が現れる

8空

 その日をきっかけに玉美氏は園子嬢と仲良くなり、気軽に話をするようになった。とりあえずは前進したと言えるだろう。だが、そんな彼にある悲劇が待ち受けていた。
 その日は営業で得意先に新商品を売り込みにいく日だった。朝のミーティングを終えて出かけようとすると暇割(ひまわり)嬢と園子嬢、栄子さんの三人が近づいてきた。この三人は新商品のマーケティング担当だ。新商品について簡単な説明をしてくれるらしい。その説明を聞いていた玉美氏の背中を忍者に五寸くぎを打ち込まれたような激痛が襲った。一瞬狙撃でもされたのかと思ったが違う。ギックリ腰だ。腰を動かすたびに激痛が走る。なんとかみんなには知られないようにしたつもりだが、知られてしまった。下痢をしたゾンビのような顔をしていたらしい。しかたなく事情を話すと三人が一緒に行くと言い出した。先方は㈱ヌリカベ電気から徒歩10分くらいの距離だが、4人で押しかけるのはまずい。上司に相談すると栄子さんと行くようにと言われた。園子嬢と行きたいと思ったが、これ以上情けない姿は見られたくない。ゼエゼエ言いながら栄子さんと会社を出た。先方の会社では彼女は実によくやってくれた。玉美氏を気遣いさりげなくフォローしてくれた。新商品のプレゼンも彼女がうまくまとめてくれてとりあえずは成功した。栄子さんに助けられたのだ。たが玉美氏は痛みのほうが強く彼女のことを考えている余裕はなかった。その後玉美氏は栄子さんたちに仕事を任せて会社を早退した。

 ギックリ腰。これは痛い。ヨーロッパでは「魔女の一撃」と言われ動くたびに激痛に襲われる。これで玉美氏はしばらく動けないだろう。せっかく園子嬢と仲良くなれたのに、情けないところを見せてしまった。本来なら「できる自分」を見せたかったのに。そんな経験誰にでもあるんじゃないかな。失敗した姿をたまたま通りかかった彼女に見られてしまったとか、運が悪いとしか言いようのないこと。だが問題は、なぜ、このタイミングでそれが起こったのかということだ。とあるスピチュアルカウンセラーは「この世で起きる事柄はすべて意味のあることだ!」と言っている。しかし、本当にそうか?突然頭に浮かんだ歌が外から聞こえてきたからと言って、どうだというんだ?人間生きていればそんなこともある。いちいち気にしていたらキリがない。しかし、これは何かの前兆だということは確か。そのタイミングで起きたことが今後の展開に大きく関係してくる。易の世界で表現するなら「季節の変わり目は天候が荒れるように、節目をむかえるときにも何かしらの前兆が現れる」とある。つまりその事柄を見るのではなく、そのタイミングで起きたことがいいことなのか、悪いことなのかを考えることが大切。たとえば、「少年ジャンプを買いに行ったら道端に落ちていた」なんてことがあったとする。読んで面白かったならいいことの前兆、それがきっかけで漫画家を目指すということになるかもしれない。つまらなかったら悪いことの前兆。拾得物横領の罪に問われるかもしれない。悪いことであれば状況を見直してみるとか、いいことであればそのまま行動してみるのがいいだろう。

 






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