鑑定師ブログ

TOKI先生 「易者が語る日常の名言集」4


2019年5月14日
占い師:

4 芽を出した若芽は養分を蓄え成長し、花が咲くのを待つ

空

 玉美氏は海胆森邪鬼(うにもりじゃき)の公演を観たことでかっこよくなりたいって思うようになった。それは一人の女性を振り向かせたいという願望からだった。単純な男である。が、彼が自分を磨こうと考えたのは初めてのこと。動機がなんであれ目標ができたことに変わりはない。
 だが、どう行動していいのか分からない。とりあえず目標とする海胆森邪鬼について調べてみた。プロフィールを検索すると齢は28歳、19歳のころに俳優を目指して上京。テレビや映画にも何度か出演するが、うれなかった。6年前「劇団茶色いにぼし」に入団し現在劇団の中ではナンバー2の人気を誇っている。「ナンバー2か・・・凄いなぁ。自分も何か特技があればなぁ」そんなことを考えていたとき、先日買った易占いの本が目についた。そこで玉美氏はどうすれば自分も邪鬼のようになれるかを占ってみた。すると「物置、押入れなどを整理するとよい」とでた。押入れ? 何か秘密のアイテムでもかくしてあるのかと思い開けてみると、布団があった。下の段には掃除機とダンボール箱、本、カップラーメン、ダルマ、縄などが散乱している。汚い。何気なく奥のダンボールを開けてみると、そこから大量のお菓子のオマケと調理道具、料理関係の本が出てきた。もともと玉美氏は料理人を目指していた。ケーキ職人になりたくて自宅でケーキやクッキーなどを焼いて研究したりもした。「そうだ、女性なら甘いものが好きだろうから、これをネタにすれば園子嬢に近づけるかもしれない。俳優にはなれないけどこれなら園子嬢も気に入ってくれる」玉美氏はもう一度お菓子作りを始めてみようと考えた。

 俳優と料理人ではぜんぜん違う。まして彼はサラリーマンだ。職人との両立などできるわけがない。しかし、彼の考え方は間違ってはいない。
 易の世界で表現するなら、今の玉美氏は「芽を出した若芽は栄養分を蓄え、成長し、花が咲く時を待つ」ということ。来たるべき園子嬢と仲良くなれる日に備えて特技と言えるものを身に付けるといいかも。自信につながるし、話のネタにもなる。
 とは言え、何かに集中すると言ってもなかなか難しい。彼女の気持ちも分からない状態は精神的にかなり辛いのも事実。しかし、そんなときだからこそ自分が大きくなるチャンス、精神を鍛えるという意味でも。
 心理学者のチャック・スペザーノ博士は言っている。「パートナーに近づくその一歩は、自己のパワーへの一歩である」と。そのパワーを引き出すには、まずはなりたい自分をイメージして、リラックスすること。簡単なことだ。しかし、未来に不安があったり、自分に自信がなかったりすると、なかなか難しく思える。子供のころ親に否定され続けてきたり、何か大きな失敗をしたことがあったり、誰かに裏切られたりするとすべてを信じられなくなってしまう。そんな人は目に見えることしか信じられない。だから先が見えないと不安になる。だけどそれを乗り越えてきたから今の自分があるんじゃないか。そして、今まで支えてくれた人たちのことを思い出してみるといい。たとえどんな不安があったとしても、支えてくれた人たちがいたことは事実。それを思い出すだけでも大きな原動力につながるものだ。






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