鑑定師ブログ

TOKI先生 「易者が語る日常の名言集」2


2019年4月30日
占い師:

2 地上から新しい芽がでようとしている

芽1

 易占いの本を購入した玉美氏は自宅に戻りさっそく占いの威力を試してみることにした。この易占いの本は占いたいことを頭に描きサイコロを振って出た数のページを開くと答えが書いてあるというもの。こんなもので園子嬢の気持ちが分かるなら苦労はないと思ってはいても、やっぱり気になる。で、実際に自分で占った結果は「彼女はあなたに好意をもっている。自信をもって行動すること。偶然が味方してくれる」とでた。ホントかよ? イマイチ信じられない。そう思った玉美氏はもう一度やってみた。「あなたのことは好きだが、他にも好きなものがある。情報収集が幸運のカギ」さらにもう一度やってみると一回目と同じ答えがでた。もしこれが当たっていたら嬉しいが、他にも好きな人がいるというのが気になる。三回のうち二回が同じ答えというのはどういうことだろうか。ためしにもう一回やってみると、二回目と同じ答えがでた。「・・・・・これしか出ねーんじゃね?」そう思って今度は会社のことを占ってみると、ぜんぜん違う答えがでた。ホントかよ? そう思いながらもちょっと嬉しい一日だった。

 ここでちょっと易占いのことを説明しておこう。一口に易占いと言っても占い方はいろいろある。一般的な占い方は易経と言われる大昔の書物を基にして判断する。これは古代中国で周の時代(紀元前1100年ごろ)に文王という人が書き記し、それを孔子が注釈して完成したと言われている。自然の移り変わりや大自然の仕組みなどを説明したものだ。それを人間の運命に当てはめ解釈し、筮竹やサイコロで導き出す占いが易占いである。
 易経には「人間も大自然も森羅万象を司る大いなる存在(神)が創り出したものに他ならない。そしてその根源的な力は人間の潜在意識のなかにもある」と記されている。そして人間の潜在意識は大自然と繋がっていて、人間の無意識と共通するものがあると。心理学者のカール・G・ユングは人間の意識は三層構造になっていると言う。顕在意識、潜在意識、集合的無意識の三つだ。潜在意識のさらに奥には全人類に共通し大自然、神の意志と繋がった集合的意思が存在するという。易経の理論は、ユングの言う集合的無意識を表したものである。
 玉美氏はこの易占いを使って園子嬢のことを占ってみた。その結果、「行動しろ」と結果がでた。それは彼の願望と今後の可能性を暗示している。つまり彼の本能が「動け」と訴えているということだ。本能は神の意志と繋がっているからね。ときには、本能に従う勇気も必要だ。「欲しいものはな、欲しいと思ったその瞬間に捉えないと、すぐにどっかへいっちまうんだよ」とあるカメラマンのオッサンは言っている。そして、そのとき諦めたものは、なぜか二度と手に入らない。今がチャンスのときなのだ。
 易の世界では、「天と地が結びついてできた世界に、地上から新しい芽が出ようとしている」とある。出会いという始まりがあったわけだから、次は関係を築きたいって感じたその想いの芽を育てていけばいい。若芽が地上と言う新しい世界へ出ていくように、少しずつ相手に近づいていけばいい。易はそのことを教えようとしているのだ。






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