鑑定師ブログ

☆世羅先生~奄美大島の七夕伝説~


2018年7月5日
占い師:

18.7.5

こんにちは、世羅です。

もうすぐ七夕ですね 七夕物語というと、仕事を忘れて遊んでばかりいた織姫彦星に、怒った天帝が、2人を離ればなれにさせた話が有名です。

一方、鹿児島県南部奄美大島には、こんな七夕伝説があります(´▽`)!

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ある村にミケランという若者が住んでいました。
ある日のこと、ミケランは水浴びをしている天女を見かけ恋に落ちました。

そして天女の羽衣を隠してしまったのです。
天女は、羽衣がないと天へ帰れません。
天女は、ミケランと暮らすことになりました。
やがて二人の間にかわいい子どもも生まれ、穏やかで幸せな日々が続きました。

そんなある日、子どもが、天井に隠してあった羽衣を見つけます。羽衣を見た天女は、急に天の世界が恋しくなり、羽衣をまとい子どもと一緒に天へ昇ってしまいました。

ミケランが帰ると家には誰もいません。
見ると置き手紙がありわらじを1000足作って竹の下に埋めてくださいとありました。

ミケランは、昼も夜もわらじを作り竹の下に埋めました。
すると竹が生えて、天までみるみる伸びていきます。

ミケランは、その竹を昇り、天の国へやってきました。
天の世界でミケランは、天女と子どもに会い涙を流して喜び合いました。

しかし、天女の父親は、ミケランを快く思っていませんでした。そこでミケランに、娘と暮らしたいのなら天国の試験を受けるように言いました。

ミケランは緊張しましたが天女が、そっと、大丈夫ですよ、なんでも言われたことと反対のことをしてください。
そうすれば合格します。と教えてくれました。

ミケランは天女の教えの通り、なんでも反対に考えて、うまく乗り切りました。そして最後に瓜が出てきて天女の父親は、瓜は縦に切って食べると良い、と言いました。

しかし、ミケランはうっかり、縦に切ってしまったのです。その途端、瓜から大量の水があふれ、たちまちミケランと天女の間に大きな天の川ができました。

そうして、2人は分かれ分かれになり、会えるのは、1年に一回。
7月7日だけとなりました。

元々、七夕伝説は、中国から伝わったものですが、それ以前でも災厄を取り除くために、神を迎える乙女が7月7日に、海岸ではたをおるという神話(棚機津女)の伝説があり、中国のお話と一緒になって各地に定着していったようです。

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以上が奄美大島の七夕伝説です(´―`)

今年の七夕も織姫様と彦星様が逢えますように…★彡

世羅






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