鑑定師ブログ

TOKI先生 「易者が語る日常の名言集」エピロー…


2020年5月19日
エピローグ  その後、玉美氏は栄子さんに気持ちを打ち明けて付き合うことになったらしい。園子嬢と出会ってから数か月のできごとだった。最初は園子嬢が好きになり、彼女を振り向かせようとガンバってるうちに栄子さんと仲よくなって、いつし…

TOKI先生 「易者が語る日常の名言集」55


2020年5月12日
55 交錯するいくつもの想い 電車の中は土曜日の夜のわりにはすいていた。玉美氏と栄子さんは連結部の近くの座席に座っている。玉美氏は先ほどの店にあった大きめの観葉植物のことを考えていた。園子嬢も結婚したら部屋に植物なんかを置くん…

TOKI先生 「易者が語る日常の名言集」54


2020年5月5日
54 交錯するいくつもの想い  玉美氏の決断。それは栄子さんに付き合っている人がいるのか、いないのかを問い詰めることだった。そんなことか、と思うかもしれないが、本人にとっては切羽詰まった問題だ。だが、その決断もどうでもよくなる…

TOKI先生 「易者が語る日常の名言集」53


2020年4月28日
53 交錯するいくつもの想い  公演が終わって五人が外へ出ると、裏口には役者が出てくるのを待っているファンの人たちで溢れかえっていた。世に言う「出待ち」というやつだ。五人はさすがにその中に入る気になれず劇場をあとにした。園子嬢…

TOKI先生 「易者が語る日常の名言集」52


2020年4月21日
52 交錯するいくつもの想い  「劇団茶色いにぼし」の公演はすばらしかった。邪鬼は相変わらずのハニワのようなメイクで、衣装は時代劇の着流しのような作務衣をきている。女優の伸(のび)野(の)濃厚(ビター)は浮世絵がプリントしてあ…

TOKI先生 「易者が語る日常の名言集」51


2020年4月14日
51 交錯するいくつもの想い  園子嬢の異変を察知したのは玉美氏だけではなかった。こっそり暇割嬢とQ氏が、園子嬢がいつもと違うと言っていた。何があったのかは今は聞くまい。昼食を終えて五人は劇場へと向かっていった。 劇場は開演三…

TOKI先生 「易者が語る日常の名言集」50


2020年4月7日
50 交錯するいくつもの想い  ファミレスでは「劇団茶色いにぼし」の話題で終始した。昨日の玉美氏のことに触れなかったのは彼らの優しさだろう。土曜日の時間と待ち合わせ場所を決めて会社に戻り、いつも通りの一日が終わった。 そして土…

TOKI先生 「易者が語る日常の名言集」49


2020年3月31日
49 交錯するいくつもの想い  翌日の金曜日は平和な日だった。会社に行って、仕事して、昼休みに講演会の待ち合わせ場所を決めようとファミレスへと出かけた。そのとき、玉美氏の心の中ではちょっとした波紋が広がった。その日も会社では栄…

TOKI先生 「易者が語る日常の名言集」48


2020年3月24日
48 交錯するいくつもの想い  自宅に帰った玉美氏はケータイを片手に凝固していた。栄子さんに昨日からの行動を分かってほしくてメールを打とうと思ったが、なかなか文面が思いつかない。玉美氏はただ、カッコよくなりたかっただけ。それを…

TOKI先生 「易者が語る日常の名言集」47


2020年3月17日
47 交錯するいくつもの想い  会社に戻った玉美氏は見積書の作成に取りかかった。オフィスには数人の社員が仕事をしていた。Q氏も三人娘も外回りにでかけている。あの四人がいないだけでオフィスが広くなったような気がする。何となく閑散…








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